独立型太陽光発電システム系統図
太陽光発電の必要性、太陽電池の基礎知識、独立型太陽光発電システムの設計手順、住宅用太陽光発電システムのメリットについてご紹介します。地球環境を守るためにも、私たちにできることから始めてみませんか？
独立型太陽光発電システム系統図
独立型太陽光発電システムは、電力会社と電力のやり取り（売電）をしないで、太陽電池からの電気だけでシステムが完結（下図参照）しているものです。
以後のページでは独立型システムのシステム設計方法についてご説明いたします。
- 太陽電池
- 太陽電池は直流（DC：Direct Current）の電気を発生します。
直流の電気機器は動作しますが、交流（AC：Alternating Current）の電気機器を動作させるにはインバーター（後述）が必要となります。 - バッテリー
- 太陽電池は光が当たっているときのみ発電します。乾電池のように電気を蓄える機能はありません。
夜間や雨の日に電気を使いたいときはバッテリー（蓄電池）に蓄えた電力を使うことになります。
安定した太陽光発電システムを構築するときは、バッテリーが必要となります。 - チャージコントローラー
- バッテリーには蓄えられる電力容量に限界があります。その限界を超えてバッテリーに電気を送ると、使用寿命を縮めるばかりではなく、バッテリー自体が破損してしまいます。
チャージコントローラー（充放電コントローラー）はバッテリーの電圧を監視し、満充電時には遮断、充電不足には接続といった動作を自動的におこないます。 - DC-ACインバーター
- DC-ACインバーターは直流を交流に変換する機器です。交流にすることにより家庭のコンセントにつないでいる電気製品（パソコン、テレビ、扇風機など）を使用できるようになります。
- （逆流防止ダイオード）
- 太陽電池の出力が少ないとき、バッテリーから太陽電池へ電流が逆流するのを防止します。
チャージコントローラーに内蔵されていることが多いので、仕様書を参考にします。 - （ヒューズ）
- 短絡、過電流にによる事故発生時に回路を遮断します。ヒューズはなるべくバッテリーの近くに設置します。
電気製品に内蔵されていることもありますので、仕様書を参考にします。
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